やっぱり「猿の惑星だ」

朝の点呼が終わると、座机の上を台ふきで拭いてキレイにします。
朝食は、右側の食器口の格子にプラスチックのトレーの皿を差し込んで立てかけます。
プラスチックのトレーの皿ですが、エリアが3つに区分されています。
左側の食器口の格子の前には洗面器を置き、その中に残り湯をすてた小さな魔法瓶の口をあけて置きます。
それからプラスチック製の大きな丼を食器口の台の上におきます。
そして、食器口の横に中腰になって食器が配られるのを待っています。



朝食を配膳するのは、同じおもちゃの兵隊の受刑者です。
刑務所の自営作業に従事しています。
エプロンを着て、3組5,6人で台車を押して配膳して回ります。
その後を、後ろに手を組んだ刑務官が、ふんぞり返ってついて行きます。
1組は、大きな如露の先を左側の食器口の格子から差込、前に置いてある魔法瓶の口へお茶を流し込みます。
あふれたお湯は、魔法瓶が入っている洗面器に溢れます。
おもちゃの兵隊は急いで、洗面器と魔法瓶を台の上から降ろして、洗面器を洗面所に持っていき溢れたお茶を捨てて、
蛇口より水を出してゆすいで洗面器を洗面台脇の所定の場所に戻します。
そして、座机の上に魔法瓶を置き、筌をして、
また元の位置へ戻り配膳を待ちます。

1組は台車よりプラスチック製の大きな丼に入った麦ご飯がを配って歩きます。
おもちゃの兵隊は急いで、麦ご飯の入ったプラスチック製の大きな丼を座机の上に置き、
また元の位置へ戻り配膳を待ちます。

1組は、食器口の台の上からプラスチック製の大きな丼をとり、味噌汁を注いで、食器口の台の上に戻します。
おもちゃの兵隊は急いで、味噌汁の入ったプラスチック製の大きな丼を、こぼれないように両手でもち座机の上に置き、
また元の位置へ戻り配膳を待ちます。

1組は、右側の食器口の格子に立てかけてあるプラスチックのトレーの皿を格子の間から抜いて、台車の上へ持っていき、
市販の半分くらいの大きさのふりかけ(鯛味噌のチップの時もある)お一つとれーの上におきます。
そして佃煮をほんのひとかけらトレーの上におきます。
佃煮の代わりに小さなミニ納豆のチキもあります。
そして、トレーの皿を食器口の台の上におきます。
おもちゃの兵隊は急いで、プラスチック製のトレーの皿座机の上に置きます。

これらの配膳の順序は、決まっているわけではありません。
所定の配膳が終わると、おもちゃの兵隊は、棚から箸とプラスチックのカップをだして壁に向かって、
座机の前に座り、魔法瓶からお茶をプラスチックのカップへ注ぎます。
そして、味噌汁を一口に入れます。
いりこだしが強烈です。
具は、昔、インスタントラーメンに入っていたような細かい乾燥野菜の具がひとかけら入っているだけです。
好みはあるでしょうが、味噌汁として飲めるしろものではありません。
健全な食育とは全くかけ離れています。
東京拘置所は野菜たっぷりの味噌汁ですので、刑務所により違うのです。
抵抗できない兵隊を相手では何とでもなTるのです。

次は麦ご飯です。
刑務所の食事は作業場の作業量によってカロリー計算をしているとかで、
そのカロリー量は、麦ご飯の量で調整しているとのことでa,b,cの3種類くらいに分かれています。
麦ご飯は、法務省の役人が、知恵のない頭で一生懸命考えたのでしょう。
美味しいと言わせないために、高い麦飯を提供しているのでしょう。

農水省の猿人が考えれば余っている、白米でしょう。
麦飯は、美味しくないですよ。
懲らしめでしょうが、懲らしめは懲役でおやりなさい。
日本の米食文化をいじめて何になるのですか。
日本の国益を考えて、食を考えなさい。

法務省の代弁をすると、麦飯は別として、味噌汁や副食は所長の運営方針でそれぞれ違います。
例えば、東京拘置所は、野菜たっぷりです。
味噌汁も野菜たっぷりです。
副食も温野菜などがたっぷりでます。
副食の内容もまったく違います。
たぶん、おなじ予算でやっているのにこうも違うのです。
会社の寮の食事も管理人が変わると、全く質が変わるのに似ています。
蔵がたつと言う噂があるくらいですからね。

野菜の量を増やしたり、麦飯を白米にすると、農家は喜びますよ。
農業系の議員もこれを機に勉強して改革すると票につながりと同時に国益につながりますよ。

兵隊は、白米は無理なので、パン食の回数が増えることを希望してります。
受刑者からも米離れが進んでいます。
ここは、おしんのころの日本んなのかもしれません。
やっぱり「猿の惑星だ」。
これに小魚のふりかけを少しです。
市販のふりかけの半分か三分の1程度の量です。
カルシウム不足を補う計算で出していると思います。
麦飯にふりかけは合いません。
ふりかけのないときは、鯛味噌らしきチューブがあります。
食べ方をしらない兵隊もたくさんいますし、食べ慣れないので敬遠する兵隊もたくさんいます。
佃煮がひとかけらありますから、これを口にいれ、麦飯は一口ほど口にいれて終わりにします。

食事が済むと、
麦ご飯がはいった丼に、味噌汁、佃煮の残りなどの残飯を入れます。
味噌汁のプラスティック丼とトレー丼、箸を洗面所に持っていき、
食器洗剤で洗って、台ふきで拭いて、食器棚へ格納します。
そして座机の上を台ふきで拭いてキレイにします。


しばらくすると朝食終了のブザーがなりますので、
食器口に残飯の入ったプラスチック丼をおきます。
ふりかけの袋などのゴミも小さくコンパクトに丸めて食器口の上におきます。


先ほど配膳したおもちゃの兵隊が、配膳と同じように順番に回収にきます。

1組は、ゴミの回収です。
1組は台車をおして、残飯の入ったプラスチック丼の回収です。


回収が終わると、配膳係の兵隊は、廊下に溢れた味噌汁やお茶などを拭き取るのにモップをもって駆け回るのです。 兵隊は、収納棚などから自己管理の薬を取りだして、朝食後の服薬をします。


これで朝食の終わりです。
次は出勤時に持っていく洗濯物などの準備です。



Designed by CSS.Design Sample