猿の惑星で話題になっていた津波の恐怖にヒントを得て

避難タワーを開発します

中小企業のオーナーに取って猿の惑星行きは会社の死を意味します



天に登るのは皆、好きですからね

土建会社を経営する38歳小野田は重なる交通違反で免許取り消しになっていたが、
仕事上、車なしでは仕事にならなかた。
ついつい、無免許運転をしているうちに逮捕され、
無免許運転の罪で懲役1年となり猿の惑星に送られた。


8ヶ月で、仮釈釈放になり戻ると、会社は倒産同然だった。



自業自得とはいえ、
中小企業のオーナーに取って猿の惑星行きは会社の死を意味します。

まあ、そこまで計算して猿の惑星へ行かせるのですから仕方ありません。
これが冤罪だったら大変です。

さあ、これからどう立ち上がれば良いのでしょうか。

何日も寝られませんが、
ある夜、彼は夢の中で津波に襲われます。
彼は、猿の惑星で話題になっていた津波の恐怖が夢に現れたのです。

彼は天に向かって、急なハシゴを登っていくのです。
どこまでも、どこまでも。
気がついたら、その梯子は庭に垂直に立っているではありませんか。

目が覚めると、この夢にヒントを得て、
海辺の2階建ての戸建て住宅向けに住宅用の避難タワーを開発したのです。
1階には階段がありません。
防犯上や子供が登れないように階段は2階からです。
2階の窓から、専用のはしごを避難タワにを掛けるのです。
避難タワーに移ると上へ上へと避難タワーの階段を上がっていくのです。

資金は妻の実家が出してくれたました。
価格は工事込みで100万円もします。
90センチメートル四方のタワーですから、50坪程度の敷地の家でも十分設置できます。
果たして買ってもらえるでしょうか。
それが売り出しとともに予約が殺到なのです。

天に登るのは皆、好きですからね。
商品名は、雲の糸とかジャックと豆の木などが候補に上がりましたが、
ジャックアンドタワーとしました。

これが大ヒットして、彼の会社は土建会社から避難タワー会社へと変身します。
社名も、ジャックアンドタワー株式会社です。
海辺の市町村から、大型のジャックアンドタワーの引き合いも増え、
大規模タワーの販売も好調です。
もちろんタワー会社としては、大会社です。

その後、免許証は取得できたが、
今では運転手付きの社用車で飛び回っています。

こんどは猿の惑星にまで届くタワーを開発しますか。

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