山崎の逆襲が始まった

一番じゃまをしたのは警察だった

恐れているのは、警察だ



組長就任を蹴りカタギの人生へ


24歳になる組長の一人息子山崎は、
遊び仲間と覚醒剤に手を出してしまった。
初めての逮捕だったが、
組長の息子ということで余罪を疑われて懲役2年半となり猿の惑星に送られた。
父親は裁判中に肝臓がんで死去した。



27歳になり満期で出所して組に行くと、
組長としての跡目相続の準備がはじまった。
しかし、組長とは名ばかりで組員が山崎を歓迎していないことを知り、
組長の就任を断り、組を出て、
ヤクザの世界から去ることにした。



山崎はもともと親父の背中を見て
ヤクザの世界に嫌気がさしていたので未練はなかった。
山崎の組は全国ネットの組の下部組織だったので
山崎の組をしらないものはいないので、
まともな働き先はなかった。



それでインターネットで、飲食店などに業務販売する産直ビジネスを始めた。
インターネットのビジネスは猿の惑星の兵隊仲間に教わった。
システムも兵隊仲間が作ってくれた。
一番じゃまをしたのは警察だった。
仕入先、販売先に手を回したのだった。
組とは一切関係しない商売なのに、関係しないほうが良いと言い回すのだ。
山崎は、そこまでするかと歯ぎしりするが、手も足もでない。
もう諦めかけていたが、山崎の商売は、組関係者にも知られるところとなった。

それで、
以外に彼を支えたのは、昔オヤジが世話をした組員だった。
今はカタギで百姓や漁師をしていたので、
山崎は彼らから商品を産直で仕入れることができるようになった。

この仕入れがなければ、彼のビジネスは始まらなかったのである。
昔の組員にまでは、警察も手がだせなかった。



しかし、最初の1年は全く商売にならなかった。
購入者がいないのです。

しかし、この購入者も、以外にも山崎のオヤジに世話になったと言って、
飲食店などを経営する店主などから、口コミで注文がはいるようになった。

それで山崎は、野菜、魚介、精肉などの業務用産直のインターネット販売として成功したのです。
インターネットの時代になっても、
義理人情は、なくなっていないのだった。

仕入先があって、
販売先があってのインターネットなのです。

山崎のオヤジは清水の次郎長だったのであろうか。


株式公開の準備もすすんでいる。
それでも警察は、邪魔をしたり、
タカリにくるが、カタギの山崎は相手にしない。



山崎は42歳で結婚したが相手は元華族である。
元華族の妻を娶ると、警察はいっさい手出しをしなくなった。
それは山崎の結婚式には政界や警視庁トップの顔がならんだからだろう。



恐れているのは、警察だ。
山崎の逆襲が始まった。



1年も立たないで、警察官100人以上が依願退職した。
その中には桜田門の課長もいた。



山崎が次に狙うのは検察だ。



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